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iPhone 5 の4インチ画面でiBooksに対応するKindleの表示を確認した。
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Kindleの表示はiBooksのような本文の欠落はない。 【右ページ】 ルビの付いた本文の改行には制限があり、そのために文字間隔をあけるなどの影響が出ている。行頭禁則が破綻し読点が行頭に表示されている。 【左ページ】 本文の欠落はないが不要な改行が入っている。
【右ページ】 『無間地獄』は窓見出し、Kindleでは続く本文に注記が付くため行頭の文字『へ』が単独で行末に表示されている。 【左ページ】 Kindleでもこのページは長い注記も問題なく表示している。
『IXチベット法王の宮殿』は挿絵のキャプションだ。Kindleでもキャプションは挿絵の次のページに表示している。 【右ページ】 Kindleではルビや長い注記部分が複数の行にまたがる場合ルビや注記だけまとめて表示する。iBooksのような欠落は発生しないがルビや注記の付く範囲が曖昧になる。 またルビや注記部分を次行へ追い出すため文字間をあける。文字間隔を空けると読みにくい。 【左ページ】 窓見出し部分の直後が長い注記があるため不要な改行が発生している。
【右ページ】 注記が付く本文が長いため注記だけがまとめて表示されている。行頭禁則が破綻して読点を行頭に表示している。 段落の最後の行が文字間隔があいている。 【左ページ】 注記が付く本文が長いため注記だけがまとめて表示されている。注記がどの部分に付いているか曖昧だ。また注記の2行目が均等配置され文字間隔が異常におおきく読みにくい。
iBooksのような本文や注記の欠落こそないが、Kindleでの『チベット旅行記』の表示は最も基本的な行頭禁則が破綻するなど問題が多い。