neo文庫

　iPad mini で快適に読書できるのはなぜか、画面表示をiPad 2、iPad mini、iPad 3 で比べてみた。
　ここでは液晶の実画面ではなく表示データに注目する。実際の文庫本と同じ文字サイズに設定して比べてみた。



クリックすると等倍表示になります。

上がそれぞれの画面の実ピクセルデータ。下は比較のため同じサイズに拡大した画像です。
設定　iPad 2 と iPad 3：1行40文字で見開き表示（横長）
　　　iPad mini：1行41文字で1ページのみ表示（縦長）

　iPad 2 では本文に比べルビ（振り仮名）部分の情報量が少ない。
　ほぼ同じ文字サイズになるよう表示したiPad mini ではルビ部分も情報量がふえている。さらにRetinaディスプレィのiPad 3ではよりくっきりする。
　Retinaでは縦横二倍の解像度なのでくっきり美しい。iPad mini はRetinaほどではないが、ルビの濁点まで確認できる解像度は持っている。このため読みやすいと思われます。

　1行41文字の同じ設定でRetina画像はこうなります。（実ピクセルデータです）

　iPad mini の縦横2倍なのでここまできれいになるはず（笑）
　現在の iPad mini 本文の情報量でルビを描きます。
　拡大して確認する必要がない程のオーバースペックですね。
　iPad mini と同等の重さ、厚さ、バッテリー寿命、そして同じ表示速度で同程度の値段ならオーバースペックも歓迎です。

　実際にはRetinaディスプレイはバッテリー寿命に影響し、メモリもCPUも高性能大容量が必要なので価格やサイズを同程度にするには時間がかかるのではないでしょうか。

青空文庫リーダー『neo文庫』の高速ページめくりの動画その3　iPad miniでの動作を公開しました。　

電子書籍も実際の本のようにパラパラめくって、目的のページを探せるようになりました。