VoiceOver解説-4アプリケーション

VoiceOver徹底解説

標準のジェスチャ

 ダブルタップで最後のタッチをはなさず押した状態のまま1秒間待つと効果音がして通常のジェスチャが可能になります。
 この方法でホーム画面のアイコンの移動や削除が可能です。(ただし移動は画面を見なければなりません)

この動画は iPhone 3GS に外部スピーカーを接続して撮影しています


VoiceOverはなぜ iPhone 3GS と最新の touch のみなのか?

 おそらく処理能力だけでなくメモリも必要なためにiPhone 3GSと32Gと64GのiPod touch だけVoiceOver(アクセシビリティ)対応となっていると考えられます。
 Mac OS X でもVoiceOverは別のプロセスで起動します。iPhone 3GSの場合は21カ国語に対応していることもあり、iPhone OS 3.0だけでなくメモリも必要と思われます。

(2009年9月26日追記)

標準部品はVoiceOver対応済み

 iPhone 3GS の VoiceOver は Mac と同じで、Cocoa touchの標準UI部品はVoiceOverに対応済みです。
 ボタンやラベル、文字入力欄、スライダー、リストなどは最初からVoiceOverで操作できます。

カスタム表示はアプリケーションの対応が必要

 独自の表示は対が必要です。

 たとえば豊平文庫(バージョン1.1.1)は縦書き表示を独自に実装しているため、本文を表示した状態でもVoiceOverは表示内容を読み上げてくれません。

以下2009年7月23日加筆

houheibunko88.png バージョン1.2.0で対応しました。
 豊平文庫に「VoiceOver対応」の設定を追加しました。単に操作できるだけでなく、快適に読み進めるようにしました。
 通常のアプリケーションであれば「次ページ」と「本文表示(読み上げ)」はそれぞれ独立したUI部品となります。この場合VoiceOverでは切替えないと次ページの内容を読み上げません。
 豊平文庫1.2.0では「次ページ」ボタンに本文の内容をセットしています。これで「次ページ」を選択し画面のどこでもダブルタップで読み進むことができます。


 このようにするとアプリケーション起動時など、特定の状況で同じページを二度読むことがあります。

 詳しくは豊平文庫のページをご覧ください:LinkIcon豊平文庫1.2..0変更点

開発者に対応してもらおう

 VoiceOverに対応していなアプリケーションは、開発者へ直接コンタクトしてVoiceOver対応を依頼しましょう。

 ※豊平文庫は2009年7月23日バージョン1.2.0で対応しました。

VoiceOver情報

Apple社のwebには VoiceOver 以外のアクセシビリティ機能の説明があります。

iPhone 3GS:LinkIconiPhone 3GS アクセシビリティ

使いこなすヒント:LinkIconVoiceOverのジェスチャ

iPhone OS 3.0ソフトウェア向け iPhoneユーザガイド:LinkIconiPhone ユーザガイド(iPhone 3GS兼用)

                iPod touchユーザガイド:LinkIconiPod touchユーザガイド

高橋のページ、iPhone 3GS入手とVoiceOverのレポート
LinkIconiPhone 3GS VoiceOver



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