標準のジェスチャー
ダブルタップで最後のタッチをはなさず押した状態のまま1秒間待つと効果音がして『標準のジェスチャー』が可能になります。アイコンの長押しやドラッグ操作を行うことができます。
この方法でホーム画面のアイコンの移動や削除が可能です。iOS 7 ではアイコンの移動中も位置などを読み上げます。慣れが必要ですが画面を見ずにアイコンの移動が可能です。
ホームでアイコンを削除
ホームでアイコンの移動の後指を離すと「編集中」状態になります。「編集中」にアイコンを選んでダブルタップすると削除を確認するアラートが出て「削除」ボタンを選択してダブルタップすると削除できます。
「編集中」を終わらせるにはホームボタンを押します。(通常と同じ操作です)
標準部品はVoiceOver対応済み
iOS の VoiceOver は Mac と同じで、Cocoa touchの標準UI部品であれば自動的にVoiceOverに対応済みです。
ボタンやラベル、文字入力欄、スライダー、リストなどは最初からVoiceOverで操作できます。
一方カスタム表示の場合はアプリの対応が必要です。アプリがVoiceOverに対応していない場合は何も読み上げず操作にも対応しません。(標準ジェスチャーで長押しやドラッグ操作だけは可能です)
標準部品でも画像だけのボタンなど正しく読み上げない場合があります。iOS 7 では「要素にラベルを設定」でわかりやすい名前を付けることができます。ラベルを設定する項目を選び、2本指でダブルタップし指をはなさずにしばらく待ってください。
カスタム表示はアプリケーションの対応が必要
独自の表示は対が必要です。
たとえばneo文庫は縦書き表示を独自に実装しているため、本文を表示した状態でもVoiceOverは表示内容を読み上げてくれません。
豊平文庫はバージョン1.2.0でVoiceOverに対応しました。当時はiOS 2.2との互換性を保つため「VoiceOver対応」の設定を追加しました。単に操作できるだけでなく、快適に読み進めるようにしました。
だだしVoiceOverの読み上げは漢字の読みが少なくメールなどの情報を伝えることは可能ですが、文学作品の朗読のレベルを期待する事はできません。
豊平文庫2.2.0でVoiceOver対応を修正
2本指で下にスワイプすると本文を連続で読み進みます(自動でページ送りします)。
一時停止は2本指で1回タップ、もう一度2本指で1回タップすると再開します。
1本指でトリプルタップ(3回タップする)で設定画面が出ます。
設定画面は「本を選ぶ」「ページ指定」「背景色・字詰め」を選ぶことができます。VoiceOverでは最初に「警告」と読みますが、これはアラート表示のためです。
アラートを閉じるには「読書を続ける」を選んでダブルタップするか、スクラブ操作してください。
1本指でダブルタップするとステータスバーを表示し、使い方の簡単な説明を読み上げます。
iBooks3.2では縦書きの本は連続で読み上げで数行しか読まない問題がありますが、豊平文庫は問題なく読みます。
豊平文庫ダウンロード
開発者に対応してもらおう
VoiceOverに対応していなアプリケーションは、開発者へ直接コンタクトしてVoiceOver対応を依頼しましょう。
※豊平文庫は2009年7月23日バージョン1.2.0で対応し、2014年3月19日バージョン2.2.0で連続読み上げに対応しました。
VoiceOver情報
Apple社のiPhone/iPod touch のwebには VoiceOverを含むアクセシビリティ機能の説明があります。
ユーザーガイド:iPhoneユーザーガイド(PDF)
iPod touchユーザガイド:iPod touchユーザガイド(PDF)
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